ふるさとの色
もう少し、色について書きたいと思います。
人には、子供のころ育った環境によって
慣れ親しんだ色があります。
これを「ふるさと色」と言います。
日本は南北に長い国。
光のスペクトルが場所によって違ってきます。
色の見え方と好みが違うのです。
光のスペクトルとは虹の色の配列。
紫から赤までの波長のことをいいます。
スペクトルは北に行くほど紫が強くなり
南は赤が強くなります。
それが「ふるさと色」に関係しているのです。
北海道の人は「パープル」「ラベンダー色」
沖縄の人は「赤」
を好む人が多く、地域ごとに分けられています。
東北は「グリーン」
関東は「ブルー」「紺」
中部は「ゴールド」
近畿は「イエロー」「オレンジ」
中四国は「ブラウン」
九州は「オレンジ」
いかがでしょうか?
皆さんのお好みの色はこれに当てはまりますか?
その地域によって、一番きれいに見える色が
好まれているのでしょう。
ポルシェ社は車の色を同じ白でも地域によって
少しずつ配合を変えるそうです。
それは、その地域で一番きれいな色を追及しているから。
輸入の中古車を購入し、修理をするときに同じ色が
なかった経験はありませんか?
色は光と強く関係しています。
どこにいても同じように感じる太陽の光。
その光に私たちは自然に左右されているんですね。
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