暗いところで本を読むと目が悪くなる
ってよく聞きますよね。
成長過程で親から沢山言われたこの言葉。
語り継がれて、子供たちに伝わっています。
私自身、打ち合わせで
「子供部屋は明るくしましょう!」
と言っています。
ある、セミナーに参加したときにこの話の真相について
聞きましたので、ご紹介します。
私は、この話、目からうろこでした。
むかしむかし、あるところに、とっても勤勉な子供がいました。
毎日、毎日机に向かって本を読み、勉強をしました。
夜になっても月明かりで、本を読みました。
成績も優秀。もうこれ以上勉強しなくても…
それよりも、ゆっくり休んで、健康に過ごしてほしいと
願った母は、その子にこう言いました。
「暗いところで本を読むと、目が悪くなって見えなくなってしまう。
早く布団に入って、明るくなってから読みなさい。」
と…
目が見えなくなってしまうとは大変!と思ったその子は
明るいところで勉学に励むようになったそうです。
これは、むかし話。
暗いところで目が悪くなるとは、
親が子を思う気持ちから生まれたものです。
医学的な根拠はないそうです。
人の体はとっても万能です。
人間の目は、「明順応」「暗順応」という
明るいところでも、暗いところでも
瞳が自然に見えるように調整する働きがあります。
その働きによって、ピントも調整し
コントロールされています。
太陽の動きと同じように
明るい時間は、明るい生活を。
暗い時間は、明るさを落として
生活をすることが、最も健康的な生活と言えます。
住まいで時間を過ごすのは夜。
その時は、蝋燭の光のような
ほんのりとした灯りで過ごしていることが
一番体をリラックスさせ、
そして、目を休める方法です。
暗いところでも目が悪くならないからって、
夜更かしして本を読まないでくださいね。
睡眠が元気の源です。