家を育てる
日本の住宅の評価は
新築時を「100」
減点法で約20年後にはほぼ「0」
になるのが通例です。
20年もの間住み続けた愛着ある家が
世間では0点。悲しい現実です。
上の写真はイギリスのコッツウォルズ地方のバイブリー村。
ウィリアムモリス(1834~1896)が
「英国で最も美しい村」と称賛したことで有名な村です。
この村の写真の景色は今も実在し、
人々が暮らしています。
私も一度訪れたことがあり、
この景色と街並みの美しさに息をのみました。
確かに田舎町であるので
高齢化が進み、若い世代の人が少ないとは感じましたが、
ある個人の住宅を訪ね、
室内を案内してもらうことが出来ました。
そのインテリアは
外観のような古いイメージはなく、
モダンインテリアそのもの。
それは、その家に住む人たちが手を加えながら
代々引き継いできたもの。
街並みを崩さず、
室内は現代の暮らしに合ったインテリアとする。
まさに、育てられた家がそこにありました。
イギリスでは、住宅を購入した後
メンテナンスの方法次第で、購入時より
高い評価を受けることが出来ます。
このような田舎町では、先祖代々の家が守られていますが、
ロンドンでは、若い世代の人も住宅を購入し
デザインをしながら家を育てています。
そして、購入時よりもきれいにしていきます。
水廻りの工事も自らやってしまう程、DIYが発達しています。
地震のない国では、
古きものを改善する文化が栄えることが多いとは思います。
そこに少しの差はありますが、
長期優良住宅を推進する今だからこそ、
家を育てて行かなければ…
その為に、育てやすい家を提案することも
必要なのかなと感じています。
いつか日本の住宅評価も
変わってくれればいいですね。
照明を中心にした
インテリアコーディネートを
ご提案しています。
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