なぜ明るくしたいのか?

インテリアコーディネーターの仕事を始めたころ、
「照明が暗いと言われるのが怖いから、
明るめにプランを考える。」そんな時がありました。

なぜ明るくしたいのか?
コイズミ照明施工例

やはり、クレームは怖いと思ってしまう。
でも、なぜ暗いとクレームになるのに、
明るいとクレームになることは少ないのだろうか?

照明を学ぶうちにその疑問は徐々に解決。

暗いと怖がっていたのは提案する自分。
照明について正しい知識と経験が少なく
しっかりとした情報をお客様に説明できていなかったのです。

光は感性。

お客様がどのような世代でどのような生活を送られてきたのか。
とても大切だということに気づきました。

高度経済成長期の日本は
毎日が忙しくそして活気に満ちていた時代。
その時代、住宅街ができ、1人1部屋を実現させる政策がとられ、
昭和47年頃は住宅建設ブームがおきました。

その頃の照明は、戦後の裸電球の時代から蛍光灯の時代へ
より明るく、開放的に。オレンジから最先端の白い電気へ。

そんな時代でした。

それから約40年

住宅の事情も社会の事情も様変わりしています。


街にはフランスのシャンゼリゼ通りにあるようなCaféがあり
スポットライトだけのbarがあり、
オシャレなイタリアンレストランやショップがあります。


そんな場所で時間を過ごすことも日常になってきています。


どの時代に楽しい時期を過ごしているか。
これが、経験。そして光に対する感性です。

照明は、明るくする場所、
光をコントロールする世代、
その背景を理解し、提案することで、
クレームは防ぐことができます。
また、お客様が光を楽しんで頂けるようにもなり
相乗効果が生まれます。

照明計画にスポットが当たってきた昨今。
これは、Café世代が家を建てるようになってきたからです。
これからは、明るいことがクレームになる時代です。

誰がどのスペースで生活をするのか。
お客様との理解を深めながら、
光の感性を共有し、バランスのとれた照明を
楽しむことが出来れば幸せだなと感じます。




光を中心に五感に響く
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