打合せの途中に
秋野不矩美術館に立ち寄りました。
この建物は建築家の
藤森照信氏によって設計されたもので、
静岡県では、掛川市の
「ねむの木こども美術館」と共に
藤森氏の有名な建築物です。
私が初めて藤森作品に出合ったのは、22、23歳のころ。
今では廃刊になってしまった「室内」という雑誌で
当時話題になった、
藤森氏の自邸である
「タンポポハウス」と「ニラハウス」を目にしたとき。
なんて面白い家なんだろうと、
何度も雑誌を読み返したことを思い出します。
それから数年の時を経て、
まさかこんなに近くに藤森作品が2つも建つなんて思いませんでした。
どちらの美術館も、メイン展示室の建築によって生み出される
緊張感とその澄んだ空気が、心を清め、真っ新な気持ちにしてくれます。
それぞれの美術作品をより高貴な神聖なものへと変化させています。
外観から捉えることが出来る、イメージとは全くの別世界。
息が出来ないくらいの緊張感。
そこに差し込む光の美しさ。
忘れられない美術館です。
今日は、年末で休館日。
中には入ることが出来ませんでしたが、
美術館が建つ敷地は、静かでゆったりと時が流れています。
前庭のベンチでしばらくボーっとしながら、
建築が人の心に及ぼす影響力を感じていました。
たまには、良いものを観ること。
そして感じること。
そんな時間を持てたらいいなと思います。
光を中心に五感に響く
インテリアコーディネートを
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