ムスクの香りを嗅いだことがある人は多いと思います。
香料の材料となるものは、
大きく分けて3つ。
「植物性抽出物」
「動物性香料」
「合成香料」
多くの香料は、「植物性抽出分」に分類され、
果実、花弁、種子、根など、
植物のあらゆる場所から抽出されます。
ラベンダーやジャスミン、カモミールなどが当たります。
エッセンシャルオイルは、植物性の香りです。
「合成香料」は
人工的に作られた香り。
植物や動物から得られた成分に化学物質などを調合して
香りを作っています。
化学物質にはエタノールや
メチルアルコール、アルデヒドなどがあります。
食品の香料や化粧品、洗剤の香料などに使われています。
もちろん、市販されている
アロマオイルなどにも含まれていることがあります。
そして「動物性香料」
この香料は動物から得る香り。
ジャコウジカ・マッコウクジラ・ビーバー・ジャコウネコ
の4種類のジャコウ系動物からの分泌物や
一部の乾燥したものが香料として使われています。
動物性香料を使った香りで一番有名なもの
それは「ムスク」です。
ムスク=ジャコウ
という意味で、ジャコウジカのオスの腹部にある
分泌腺からゼリー状のムスクが分泌されます。
その香りでメスを引き寄せる、フェロモンの香り。
ジャコウジカ Yahoo百科事典より
オスが出す香りなのか???
ムスクは男性化粧品に多く使われています。
ムスクの香り。
フェロモンの香りです。
しかし、中国やロシア、朝鮮半島などに生息する
このシベリアジャコウジカ。
ムスクを狙い、
多くのオスが人間に捕獲されました。
密猟などもされていたそうです。
そして現在は、絶滅危惧種に指定されています。
今、市場にある、ムスクの香りは
合成香料で、実際にジャコウジカから
採取されたものはないそうです。
ジャコウジカは人間が幸せになるために
犠牲になった動物の一つです。
動物や植物の絶滅危惧種は現在世界で17,000種以上。
ムスクの香りと共に、
少し考えてしまいますね。
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