眠りのための灯り

今日は雨ですね。
太陽の明るい光がなく、
なんとなくあくびが出たり、だるかったり
シャキっとしないなと思われている方も
多いのではないでしょうか?

朝の光で目覚め、夜の闇と共に眠る。
そんな人体のサイクルを「サーカディアンリズム」といいます。

この生体リズムが実は光と深く関係しています。
朝起きる頃、太陽の光は白熱電球のような「赤い光」です。
そこからだんだんに蛍光灯「昼白色」の光へ移り変わります。
大体出勤する時間帯8時から9時頃がそれにあたります。
そして、正午には普段会社や学校で使っている
蛍光灯「昼光色」まで変わってきます。

そこを起点に夕食の時間19時頃に白熱灯の「赤い光」になります。
そして就寝する時間には闇が訪れ、月の光へ移ります。


今、眠たいなと思われているのは、
リズムに適した時間の明るさが十分に取れていないからです。
今日のような雨の日は、太陽の明るさを感じることができません。
そうすると、生体リズムが崩れやすくなります。

さらに、寝る前の明るさはもっと大切です。
リズムを知り理想的な光の中で睡眠することが
明日への活力へつながります。

夕食を食べたあと、「昼白色」の空間で時間を過ごすと
体は昼の状態に戻っていきます。
夜、強い光を受けると眠りに必要なメラトニンの分泌を
抑制してしまうこともわかっています。
よい眠りにつくために、少しの灯りで過ごすことをお勧めします。

具体的にこんなことを実践してみてはいかがでしょうか?

◆部屋の照明器具のランプを蛍光灯「電球色」へ変えてみる。
◆ランプのワット数を少ないものへ変えてみる。(節電にもなります!)
◆照明器具に白い木綿の生地などをかぶせて光をやわらかくしてみる。
◆ベッドサイドにスタンドライトを置いて、その光だけで過ごしてみる。

これだけで、インテリアのイメージも生体リズムも変わってきます。
そして、明るさを少なくすることは省エネ・節電へもつながります。
少しの明るさで過ごすことは、不便なことではなく、
体調を整えるひとつの方法になります。
前向きにとらえて、節電に取り組みましょう!


眠りのための灯り



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